2006.01.04

天文 : 2006年の主な流星群 (Meteor Showers in 2006)

昨晩 (1月3~4日) のしぶんぎ座流星群は、ここ富山県ではずっと曇りで観測できなかったものの、太平洋側では好天に恵まれた地域が多く、ある程度の出現が見れたようですね。

この他にも色々な流星群があるので、2006年の主な流星群について簡単に紹介してみます。

(写真は2004年のペルセウス座流星群より。 This picture is from Perseid 2004 )
2004年のペルセウス座流星群 ~ Perseid 2004

こと座κ流星群 (κ Lyrids) - 4月22日 20時ごろ極大

空が澄んだ場所でも出現数は1時間あたり数個程度だが、明るい流星が多いため観測しやすいらしい (私は見たこと無いけど)。放射点 (大雑把に言って、こと座のベガ付近) は20時ごろに地平線から姿を現し、22時過ぎには20度を超え、その後もどんどん高くなる。

今年の場合、極大夜の4月22日の晩は、月明かりは夜半前には無く、比較的好条件と言えそう。翌23日の午前2時半ごろに下弦過ぎの月が昇ってくるので、それまでが見ごろだ。

みずがめ座η流星群 (η Aquarids) - 5月6日 15時ごろ極大

ハレー彗星を起源とする流星群のひとつ。放射点が天の赤道付近にあり、南天ではよく見えるらしいが、日本では観測可能時間帯が放射点が地平線上に昇る午前2時前~薄明が始まる午前3時過ぎの1時間半程度しかなく、放射点高度も最大20度ぐらいに過ぎない。それでも、空が澄んだ場所なら1時間あたり数個程度の出現が見られるらしい (これも私は見たことが無いが)。

今年の場合、極大夜の1日前の5月5日の晩は翌6日の午前1時半ごろに月が沈み、極大夜である6日の晩は、翌7日午前2時ごろに月が沈む。したがって、流星群が観測可能な午前2時前~午前3時過ぎには月明かりの影響がほとんど無く、まあまあの観測条件と言えそう。とはいえ、観測可能時間は約1時間しかないわけで、見られる流星の数は良くても数個。都市郊外なら1個でも見られればラッキーといったところか。

ヘラクレス座τ流星群 (Tau Herculids) &5月うしかい座α流星群 (May Alpha Bootids) - 5月23日ごろ極大?

1930年5~6月に活発な活動が観測され、それ以後はほとんど観測されていない幻の流星群。今年はこの流星群の母天体と見られるシュヴァスマン・ヴァハマン彗星 (シュワスマン・ワハマン彗星) が76年ぶりに地球に大接近するため、もしかするとある程度の活動が観測できるかもしれないとか。詳細は星ナビ2006年2月号の「吉田誠一の視天」を参照。

放射点は一晩中昇っており、月明かりの影響も皆無で、観測条件は極めて良い。活動が実際に見られるかどうかはかなり不確かとは思うけど、一応注目しておきたい。

ペルセウス座流星群 (Perseids) - 8月13日 午前8時ごろ極大

年間を代表する流星群だが、今年は残念ながら一晩中明るい月明かりがあって条件は良くない。ただし、ペルセウス座流星群には月明かりに負けない明るいものも多いので、全く見えないということもない。月明かりがあっても、4月のこと座κ群や5月のみずがめ座η群よりはずっとたくさん見れるのかも。

オリオン座流星群 (Orionids) - 10月21日 17時ごろ極大

これもハレー彗星を起源とする流星群。出現数は空が澄んだ場所で1時間あたり10個程度と多くはないけど、明るいものが多いので意外と見応えがあり、個人的にオススメしたい流星群。極大日にしか見られないということはなく、極大前後の数日間はそれなりの出現がある。

放射点はオリオン座とふたご座の中間点にあり、21時半ごろに地平線上に姿を表し、23時ごろには20度を超える。

今年は極大夜前後には月明かりは全く無く、絶好の観測条件。23時ごろから薄明が始まるまでずっと見ごろ。

おうし座流星群 (Taurids) - 11月上旬ごろ極大

10月中旬~11月いっぱいゆるゆると活動する流星群。出現数は空が澄んだ場所で1時間あたり数個と少ないが、明るくゆっくりとした見応えのある流星が多く、なかなか楽しめる。

今年は11月5日が満月なので、極大前後の条件は良くないものの、この流星群は10月下旬~11月中旬までは結構流れてくれる。10月28日(土) なんかは、月は21時過ぎに沈むし良い感じかも。

しし座流星群 (Leonids) - 11月18日 午前5時ごろ極大

2001年の日本における大出現が未だ記憶に新しいが、しし座流星群の大出現は一生に一度見られるかどうかの珍しい現象であり、例年の出現数はさほど多くはない。事実、年間の三大流星群と言われるのはしぶんぎ群・ペルセウス群・ふたご群の3つであり、しし群は含まれない。

今年の場合、星ナビ2006年1月号によると、世界時で11月19日午前4時45分ごろに突発出現があるかもしれないらしい。といっても、1時間あたり数十個程度ではないかという話だが。この時刻は日本時間では19日の13時45分にあたり、日本からの観測はできない。

日本では突発出現の可能性は低いものの、11月17日~19日は月明かりの影響はほとんどなく条件は良い。出現数は、空が澄んだ場所でも1時間あたり数個程度 (例年の出現数はこんなもん) かもしれないという話ではあるけど、しし群は明るい流星が多いので結構楽しめるはず。また、この時期はおうし座流星群がまだ活動中なので、そちらも併せて楽める。

ふたご座流星群 (Geminids) - 12月14日 15時ごろ極大

空が澄んだ場所なら1時間あたり20~50個の出現があり、加えて放射点が一晩中見えているため、一晩に見られる流星数としては年間最大の流星群。

今年は12月14日の晩は、夜半前には月明かりが無く、観測条件は比較的良好。翌15日の午前1時半過ぎに下弦過ぎの月が昇ってくるまでは見ごろ。

参考資料 -- References

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