2006.05.10

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B核がバースト! 5月5日未明&5月10日未明のシュヴァスマン・ヴァハマン彗星 (Comet C/73P Schwassmann-Wachmann, May 5 and May 10, 2006 - Burst of Fragment B)

5月5日未明のシュヴァスマン・ヴァハマン彗星 ~ Comet C/73P Schwassmann-Wachmann

5月10日未明のシュヴァスマン・ヴァハマン彗星 ~ Comet C/73P Schwassmann-Wachmann

5月13日に地球に最接近するシュヴァスマン・ヴァハマン彗星 (シュワスマン・ワハマン彗星)。1枚目は5月5日未明の画像、2枚目は5月10日未明の画像です。B核は5月5日にはC核よりも暗く、中央集光も弱かったのですが、5月10日の画像ではC核よりも明るく、はっきりとした中央集光がある姿に変貌していました。また分裂を起こしたのでしょうか。まだまだ目が離せませんね

5月10日は彗星の移動速度が早すぎ、30秒露光でも核が明らかに流れてしまいましたので、20秒にまで切り詰めてみました。これでもまだやや流れてしまっているようです。

In the images of May 5, fragment B is dimmer than fragment C. But it is much brighter than fragment C in the images of May 10!

NOTE: The images of May 10 were taken in much worse sky condition than the images of May 5.

ちなみに、5月5日は鉢伏山 (富山県砺波市) での撮影で月明かりの影響なし、5月10日は富山県高岡市郊外の自宅での撮影で、しかも月明かりの影響あり。つまり、5月10日の画像は5月5日の画像に比べて空のコンディションが遥かに劣る条件での撮影である点にご注意下さい。加えて、露光に関しても、5月5日は30秒×24枚なのに対し、5月10日は20秒×12枚であり、5月10日の方がずっと悪条件です (10日は雲が出てきたので充分な露光ができなかった)。

このような事情があるため、5月10日のC核の画像は5月5日のものに比べて遥かに劣るものになってしまっています。にもかかわらず、B核は5月10日の方が写りが良いわけです。それだけ大幅に増光したということですね!

彗星写真の第一人者、オーストリアの Michael Jäger さん& Gerald Rhemann さんが、急増光後のB核の画像 (世界時5月9日午前0時30分=日本時間同日午前9時30分) を発表しています。相変わらず素晴らしい画像です。

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コメント(6)

はじめまして。彗星が好きで眼視観測をやっています。よろしくお願いします。
最近、一眼デジカメを導入して撮影もしています。たいへん美しい画像で勝手にお手本にさせていただいています。
自分のブログに参考にさせていただいたスタイルで(ほとんどまねです)画像を掲載しています。
今後も素晴らしい画像を期待しております。

コメントありがとうございます。私のレイアウトもハッブル宇宙望遠鏡の真似だったりしますw
こういうふうにひと手間かけると楽しいですよね!

「地球外の科学」などの著書もあるフランス人、エリック・ジュリアン氏が、分裂すい星で有名なシュワスマン・ワハマン第3すい星の破片が5月25日ころ、中部大西洋近辺に墜落、海底火山噴火を引き起こし、その結果高さ200メートルもの津波が発生すると予言した。同氏は、米航空宇宙局(NASA)が同すい星について全く危険はないと発表したことに反論し、科学的データを挙げるとともに、米連邦緊急事態管理局(FEMA)も5月23―25日にかけて津波警報演習を行う予定があることや、ノストラダムスやマザー・シップトンなどの預言者、聖書の記述などもすべてこの時期を示唆しているとしている。

Tyr さんども。「地球外の科学」にミステリーサークル、宇宙人、ノストラダムス・・・(^^;; あやしすぎですw

すい星・・落ちなかったねw

http://neo.jpl.nasa.gov/ca/
ここに最近地球に接近した天体&近々地球に接近する天体の一覧が載ってます。Miss Distance (LD) というのが最接近時の距離が月~地球間の距離 (Lunar Distance) の何倍かを表すものです。

今回の彗星は最も近づいた断片でも20LD程度の距離ですが、ここ最近だけでもそれよりさらに近づく天体も結構ありますね。彗星よりむしろそっちを心配しろとw