2007.01.15

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真昼間でも尾まで写るマックノート彗星 (Comet C/2006 P1 McNaught taken under broad daylight)

マックノート彗星 ~ Comet C/2006 P1 McNaught

マックノート彗星 (C/2006 P1) がなんと昼間でも見えてしまうという報告が相次いでいましたので、私も試してみました。結果は上の通りで、なんと0.1度ほどの尾まで写ってしまいました。これは平野部での撮影ですが、透明度の高い標高の高い場所で、コンポジット枚数ももっと稼いで撮影すれば遥かに凄い結果が得られるかもしれませんね.

Comet C/2006 P1 is now visible under broad daylight! This image was taken under broad daylight. CAUTION! it is dangerous to observe the comet in broad daylight because the comet is very near to sun. Please try it at your own risk!

300mm F4 を F16 に絞り、ISO 100 で 1/125秒露光。RAWファイルからモノクロ現像し、50コマコンポジット後、かぶり補正をかけ、最後にトーンカーブ補正をかけてあります。かぶり補正には Russel Croman 氏による Photoshop プラグイン、 GradientXTerminator を使っています。

しかし背景になんだか恥ずかしいムラが? RAWを普通に現像した段階ではほぼ認識できないレベルのものなんですが、画像処理すると目立ってきました。レンズか受光素子についたホコリの影だと思うんですが、レンズと受光素子にブロアかけてみても改善せず。まさかレンズ内のホコリ? でもこんな影の出方になるかなぁ? ちと謎です。

先日紹介した Spaceweather.com (英語)投稿画像集もますます凄いことに。水平線に沈む彗星の蜃気楼とか、日没時に太陽と彗星を一緒に写し込んでしまったり! おすすめですので、ぜひじっくり見てみてください!

太陽観測衛星SOHO (英語)LASCO C3 最新画像にもばっちり写ってますが、彗星が明るすぎるゆえに完全に露出オーバーになってしまってるのが凄い。けど、美しくない (^^;;

そこで、また別の太陽観測衛星である STEREO による画像がこちら! こっちは尾の微細構造が克明に捉えられていて美しい! 頭部から縦に伸びる長い線は、頭部が明るすぎるための露出オーバーの影響でしょう。

なお、マックノート彗星は現在、太陽からかなり近い位置にあり、望遠レンズや双眼鏡で観測中に 誤って太陽を見てしまうと失明の危険も! 昼間の観測に挑戦する際は、建物の影を利用して太陽を隠すなど、万全の安全対策を行なったうえ、自己責任において観測して下さい。

私の場合は、眼視で観測するのは怖かったので、撮影のみにとどめ、眼視観測は行ないませんでした。彗星の導入は、望遠レンズのキャップを閉めた状態で、等倍のレッドドットファインダーと2枚重ねのND400減光フィルターを併用してまず太陽を導入の後、赤道儀の目盛環を利用して太陽からの相対座標の差により彗星を導入しました。こうすることにより、望遠レンズのキャップを開けた状態でカメラのファインダーを全く覗くことなく撮影できるわけです。

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