2009.05.12

釣り : メバルロッドでキス

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去年春から再開した釣りは、キスの投げ釣りからのスタートだった。そして今年もまたキスのシーズンがやってきた。今春初のキス釣りは、新湊の漁港の内側にて。

タックル

去年春にもよく行ったこの漁港の内側の特徴は、水深は浅いが藻やゴミの少ない砂地で、春はチョイ投げでキスやカレイが釣れ、引き釣りしてもほぼ根がかりは無い。そこで今回はメバルロッドでの挑戦。この釣り方は今回はじめてやってみた。

私が使っているメバルロッドは7フィート (2.1m)、ルアーMAX 5gのもの。ラインはPE。これに5gのメタルジグをオモリとして使い、2本針のキス仕掛けで。メタルジグを使うのは単に重さがちょうど良いからだが、集魚効果にも少しだけ期待。むしろ逆効果の可能性もあるが、そうだとしても無視できる範囲だろう。1~2号程度の普通のオモリでももちろん良い。その場合は中通しオモリ推奨かな。餌は青イソメ。砂イソメよりちょっと安いので。小さめのものは1匹丸ごと、大きめのものは半分にカットして使用 (※後日、餌をもっと短めにカットして試してみたが、短めのほうが良い感じだった)。

実釣

漁港内側に向け、ストロークを大きく取ってふわっとキャストする。飛距離は20mぐらい? スナップを効かせてキャストすればもう少しは飛ぶのだが、そういう投げ方をするとイソメが身切れしちゃう。今回のように竿が短いと特に。このポイントでは飛距離は重要ではないし、これぐらいの飛距離でも充分かな。

1投目をキャストし、着底してから底をゆっくり引き始めるとさっそくアタリ。もぞもぞと小さい前アタリの後、穂先が軽くしかし確実に引きこまれたところでアワセを入れる。オモリが軽く向こうアワセにはならないので、アワセは重要だ。うまく乗せることができたが、なんか軽い。釣れたのはちっこいフグ。5cm強か。釣れた魚は残念だが、こんな小さいフグのアタリでもすごく明確にわかるのは期待通りだ。

続いて、先ほどより強めのアタリ。メゴチが釣れた。キスも期待持てるか?

期待が持てそうな前アタリの後、ついに穂先は大きく引きこまれ、アワセを入れる。乗った! 巻き上げは軽いが、竿はしっかりとしなる。15cmほどのキスであった。これは楽しい。立ち位置を変えつつ探って行くと、また同様のアタリ。アワセを入れ、巻き上げていると他の釣り人が声をかけてきた。

「大物ですか?」

釣れたのはやはり15cmほどのキス。声をかけてきた人はそれを見てぽかーんとしていた。

こんな感じでそこそこ順調に釣果を重ね、午前中から昼にかけての3時間ほどで青イソメ300円分を使い切って終了。結果は写真の通り、キスが17cmまでの6匹、メゴチ1匹。フグは最初に釣れた1匹だけだった。

気になったのは、なぜか藻がやや多く、仕掛けに絡んでくることが。去年の春には藻はほとんどなく快適に引き釣りができたのだが、今年は暖冬の影響だろうか。他にもキスを狙っている釣り人が若干名居たが、外側に向けて遠投しても釣れず、内側でも藻に苦しめられて全然釣れていない様子だった。結局、釣れてたのは私一人だけだったみたい。この状況でこの釣果はまずまず立派かな。

私が探った範囲がたまたま藻が少なめだったのと、オモリが軽いために水深の浅い漁港内でも着水音で魚を驚かせることが無く、着底後まもなくのアタリも少なからずあったことが勝因だろう。

この釣り方をやる上でのポイント

  1. ライトタックル
    20cm弱のキスでもしっかり曲がり、長すぎず振り易いライトな竿で、なるべく軽いオモリを使う。ロッドに合わせて1~3号 (4~11g) 程度の中通しオモリを。中通しでないオモリの場合、こういった軽いオモリでもやはり感度に影響が出るようです。なお、テンビンと違い、キャスト時の糸がらみがやや発生しやすくなります。個人的には許容範囲ですが、気になる人は軽量のテンビンを使ってもいいでしょう。もちろん、感度に影響が出ないよう、なるべく遊動方式で。

    オモリが軽い場合、太いラインでは悲しいぐらい飛ばないので、1号前後の細ラインで。外道で大きめの魚がかかることも考えられるので、適度なドラグ設定はお忘れなく。なるべくなら、伸びが少なく感度に優れるPEかフロロが楽しい。PEの場合はなるべくショックリーダーを付けておこう。ただし、伸びが少ないためにショック吸収性に乏しく、アワセの際にはじいてしまってフッキングに不利だったり、乗ってもバレが多くなる傾向があるかもしれない。

    ちなみに、フロロはサンライン・BASIC FCが安くてオススメ。300m巻きで実売1000円強。1.5号 (6lb) と3号 (12lb) をダイワ2500番スピニングリールで使ったことがある。下巻きを控えてスプール一杯までは巻かないようにした状態で、1.5号 (6lb) は特に問題なく快適に使えた。ただし、3号についてはライントラブルが激しくて残念ながら実用にならなかったことも言及しておく。一般論としてスピニングリールの場合、リールの大きさにもよるが、フロロは最大6lb (1.5号) ~8lb (2号) 程度までが実用範囲とも聞くが、その通りなのだろう。

    PEはバークレー「ちょい投げっPE」が気になるところ。100m巻きで実売1000円強。PEとしては格安で、しかも扱い易い特殊コーティングタイプ。普段使っているPEが1.2号の奴であり、細い奴は持っていないので、0.6号~0.8号程度がラインナップにあれば小物専用に欲しいかも、とも思うが、残念ながら一番低い号数は1号。

    ちょっとライトタックルとは言えないかもしれないが、引きを楽しむという点では1号~1.5号ぐらいの磯竿でやるのも楽しいんだろうなぁ。

  2. 竿を置かない
    底をゆっくり引いて探りつつ、手元でアタリをダイレクトに楽しもう。キスのミャク釣り、という言い方もできるだろうか。

  3. 座らない
    遠投はできないので、こまめに立ち位置を変えて探っていこう。

  4. 早アワセは避けよう
    どんな小さなアタリでも確実に反応が得られるので、前アタリも意外と大きく出たりする。本アタリが出るまでは我慢。また、たとえアワセても乗らなかったとしても、複数針の仕掛けなら餌はまだ残っているはず。巻き上げずに、追い食いを期待して少し様子を見るといい。

これでイソメをイソメ風ルアーに変えればルアー釣り。餌釣りと同じやり方で釣れるらしい? 食いはかなり落ちるらしいと聞きますし、ルアーで釣ることにこだわりは無いのでまだやってみたことはないですが。

後日、今度は遠投

後日、今度は今春初の遠投でのキス釣りもやってみた。中古の釣具を扱う店でシマノの遠投竿、「サーフリーダーEV 425EX-T」(旧型) の中古品を安価で確保し、その初投入だ。

この竿の購入前は、スズミの「シャトルキャスターII」を使っていた。5千円クラスとしてはまずまずの出来と言われる入門向け投げ竿。これにシマノのエントリークラスの投げ専用リール、ナイロン3号ライン、18号天秤の組み合わせで飛距離は2.5色、力糸の分も足して70m強ぐらいだった。

これまで使ってきた投げ専用リールは樹脂スプールということもあり、傷がやや目立って少々くたびれてきているので、サーフリーダー用にはダイワのクロスキャスト4500を新調。大型リールではあるが投げ専用ではないので飛距離面ではやや不利になるが、しっかりしたドラグがあり汎用性の高さで選択。ラインは投げ専用の4色分けのPE1.5号。本当は1.0号ぐらいの方が良いのだが、1.5号の方が1.0号よりも大分安かったために選択。ライントラブルを極力避けるために少な目の下巻きをし、ナイロン力糸、25号天秤を組み合わせる。最大限の飛距離を目指せる組み合わせではないが、100mに届けばいいかな、と。

その初投入は万葉埠頭で。1投目はオーバースローで軽~くキャスト。2.5色。軽くキャストしたにも関わらず、旧タックルでのフルキャストと同等の飛距離に期待は膨らむ。

巻き取ってラインをなじませたら、今度はスリークォーターでフルキャスト。左右に逸れることもなく真っ直ぐ飛び、上下角もまずまず良い。おー。しかし結果はちょっと残念な3.5色。便宜上3.5色とは書いたが、4色目が半分も出ているようには見えない。旧タックルより約1色伸びたとはいえ、力糸の15mを足しても100mには届いていない? しかも背後にはキャストで身切れしたイソメが(汗

しかも食いは渋く、全く釣れない。他の人はなんとか若干数だけ釣っていたが、私は結局、アタリが1回あっただけで、キャスト時の身切れにも悩まされ1匹も釣れないまま砂イソメ300円分を使い切り終了。だがせっかく新しく買った竿の初投入なのでキャスト練習だけでもやっておく。仕掛けを外し、天秤だけで投げる。

まずはスリークォーターで3.5色。気になるのは、風切り音が全然しない。下手な証拠だ。そこで、一番の基礎であるオーバースローに戻って少し練習する。普通にオーバースローでキャストすると、やや軽快さには欠けるもののフッっと風切り音も鳴り、3色ジャストぐらい飛ぶ。何回か練習すると3色強までは飛ぶようになった。

でもスリークォーターに切り替えると、やっぱり3.5色。オーバースローと距離的に大差なし。風切り音もしない。おそらくは前半に力みがあり、後半うまく振り抜けていないのだろう。遠投は振り始めから振り終わりまでの滑らかな加速が大切で、振り始めを力んでも飛ばないし、餌の身切れの原因にもなる。そんなことを考えつつ練習し、スリークォーターで4色ジャストが安定して出せるようになったところで切り上げた。

まだまだ風切り音もあまりしないし、改善の余地はあるだろうが、100mには届いたし、何より左右に大きく逸れることが全く無かったのでまあ合格か。遠投は道具よりまず技術。魚は釣れなかったが、それを再確認できたのは良かったかな。

キャスティング方法いろいろ

オーバースロー: 投げる方向に体を真っ直ぐに向け、竿を頭上に構えて投げる。一見、剣道の「面」の打ち方に似ているが、剣道のように打ち下ろすのではなく、オモリを斜め上方に打ち出すわけで、必要な力の加え方は大分違う。キャスティングの基礎。

スリークォータースロー: 投げる方向に向かって体を斜に向け、オモリが地面に着くぐらいまで穂先を下げて構えて振り幅を大きく取り、上半身の捻りも利用して投げる。オーバースローの場合は竿はほぼ垂直面を通るが、スリークォーターの場合、必然的にやや斜めの面を通る。この面の傾斜角は、後ろから見て、時計の1時半ぐらいの角度 (右利きの場合)。真上を1、真下をゼロとした場合は3/4ぐらいに相当するため、この名前がある。斜めにスウィングするため、慣れないと方向が安定せず危険。現在練習中。方向安定はまずまずになったが飛距離的にはまだまだ。

V字投法: スリークォーターで投げる際、穂先からオモリまでのタラシを長く取った状態で、オモリを地面に置いて糸を張るように構えると、手元・穂先・オモリがV字を描く。慣れないと普通のスリークォーター以上に飛んでいく方向が安定せず危険。まだまだ初心者の私にはうまくできない。

Category: 釣り

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