2009.12.16

自作ソフト配布 > VirtualDub :
VirtualDub: Afterimage フィルター (残像効果生成)

[ Click here to read English version of this article ] VirtualDub (動画処理ソフトの一種 / フリーソフト) 用に Afterimage というプラグイン・フィルタを自作しました。これは、残像効果生成フィルタで、例えば流星群の微速度撮影ムービーに対して、流星が数コマかけて徐々に消えていく効果を付加することができます。また、残像の残存時間を長めまたは無限に設定することにより、日周運動に伴なう星の軌跡を生成する (短時間露光の比較明・多数枚コンポジットによる星景写真の動画化) ことも可能です。

使用例

2009年12/12(土)の深夜および12/13(日)の深夜に幸いにも晴れ、ふたご座流星群を堪能することができました。10秒露出でひたすら連射したデジカメ写真で微速度撮影動画を作成してみましたのでお楽しみ下さい。HD画質ですので、ぜひHDモードを有効にして全画面で見てくださいね。VirtualDubでは、残像効果生成に加えて、トーンカーブ補正を適用しています。その後、別の動画編集ソフトで編集して仕上げ。ちなみに、流星群の微速度撮影ムービー作成はこれが初挑戦でした。なお、この動画の作成手順はこちら

ダウンロード

[ Download Afterimage Filter V0.1 ]

解凍後、vdf ファイルを VirtualDub フォルダ内の "Plugins" サブフォルダにコピーして下さい。なお VirtualDub は http://www.virtualdub.org/ より入手できます。

使い方

パラメータ:

  • Multiplier: 値が大きいほど効果が大きくなります。
  • Subtractor: 値が小さいほど効果が大きくなります。

"Multipier = 1.0 & subtractor = 0" の組み合わせでは、残像が無限に残ります。日周運動に伴なう軌跡の生成に使えます。

アルゴリズム

R,G,B各チャンネルに対し、以下の処理を行ないます:

  1. P1 = 前フレームと現フレームを "Multiplier : (1.0 - Multiplier)" の割合で合成後に Subtractor を減算したもの
  2. P2 = 現フレーム
  3. 出力結果 = P1, P2 のうち明るい方

微速度撮影動画の作成方法

Category: VirtualDub

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コメント(10)

Your movie is so beautiful.
Thank you for sharing.
ShannonAvalon

はじめまして。6月から微速度撮影の勉強を始めたものです。
試行錯誤のテスト中ですが、どうしても明かるさのばらつきがとれません。 Photshop の平均化を使ってばらつきを少なくすることはできるのですがHDRの効果が出て元の色とは似つかないものになってしまいます。 
田子さんのこのプログを見て”これは使えそう”と思ってダウンロードしてみたのですが 素人で ここにある説明だけではどう使って良いのかわかりません。
具体的な使い方をお教え願えませんか?
特にソースファイルとフィルター後のファイルのどのように設定するかがわかりません。 JPEGの連続ファイルの扱いについてお願いします。

tanuki さんコメントありがとうございます。

明るさのバラつきは恐らく自動露出に起因するものだとは思いますが、私はマニュアルモードで露出を固定しての微速度撮影しかやったことがないので、自動露出での明るさのバラ付きへの対処方法は残念ながらわからないです。

このフィルターもそういう目的で作ったものではないので、どこまで効果があるかは疑問です。

連続JPEGファイルの扱いについては、まずはJPG2AVI等でムービーファイルにしてからVirtualDubに渡す必要がありますが、その点は大丈夫でしょうか?

VirtualDub の基本的な使い方としては、


  1. File -> Open Video File で処理対象のファイルを開く
  2. Video -> Filters -> Add で必要なフィルタ処理を追加。Plugin フォルダにvdfファイルを置いておけばこの時に私のフィルタが選択できます。
  3. テスト再生して効果を確認。必要に応じて Video -> Filters -> 設定対象フィルタを選択 -> Configure でフィルタのパラメータを調整
  4. Video -> Compression で動画圧縮方式を設定
  5. File -> Save as AVI で処理後の動画を保存

こんな感じです。圧縮方式については、私は主に DivX を使っています。DivX 圧縮を使うには、別途 DivX のインストールが必要です。確かHD画質で圧縮するには有料版の DivX が必要。

No.28490のTagoshuさんのコメントへの返信

早速のご返事ありがとうございます。
今まで動画編集をやっていた関係で動画にするにはEdius Neoを使っています。JPEG連続静止画から動画するには問題ないので試してみます。 ありがとうございました。

tagosyuさん はじめまして
微速度撮影動画を検索しているうちに貴サイトに辿り着き星の残像がついた素晴らしい動画に感動してしまいました。何とか自分もチャレンジしようとVirtualDub(1.9.10)とAfterimageをダウンロードさせていただき解凍したvdfファイルをVirtual DubのPluginsフォルダーにコピーしフィルター設定で追加し動画ファイル(avi形式)を再生したのですが星の残像が生成されません。動画はEDIUS Neo2で作りました。
又、tagosyuさんお薦めのgradation curvesもダウンロードしフィルター設定でshow previewボタンを押すとトーンカーヴ変更のプレヴューが確認できますが、その後OKボタンを押しても変更が反映されません。何か基本的なソフトの使い方に間違いがあるのでしょうか?お忙しい所大変恐縮なのですが御教授願えませんでしょうか。よろしくお願い致します。

Virtual Dub のビデオ再生画面は2画面あって、左側が処理前の動画の確認用、右側が処理後の動画の確認用です。

動画の解像度が高い場合、右側が画面外になってしまっているのかもしれません。その場合は、左側を右クリックし、ズーム率を変更して縮小表示させて下さい。

あとは「>I」で左側(処理前)、「>O」で右側(処理後)を再生できます。

処理後の動画を保存する手順は前述の通りです。

早速のご連絡有難うございます。いやあPCスキルが低いものでして基本的な部分が理解できていませんでした。右クリックで2画面出すことができ残像のフィルター効果も確認することができました。ただAVIファイル保存すると保存した動画がカクカクしてしまいます。これはPCスペックが低いのでしょうね(core2DUO) 又元のファイルと比べて10倍位の大きさになってしまうのですがこのような仕様なのでしょうか?
重なる質問で申し訳ありませんが御都合の付くときにでもアドバイスいただけたらと思います。

すみません。前のコメントで大きくなるというのはファイルサイズのことです。ちなみに80M→1Gになってしまいました。

> 5. Video -> Compression で動画圧縮方式を設定

これを省いているため、無圧縮動画として保存されているのでしょう。圧縮方式は、とりあえず DivX の有料版がああれば大丈夫だと思います。

Tagosyuさん
色々アドバイス有難うございました。圧縮も色々コーデックを選んで最適なものが見つかりスムースな再生が可能になりました。本当に有難うございました。感謝感激です