2010.12.23

アクアリウム&ビオトープ : カメの飼育に! 自作複合フィルターシステム その2

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我が家のクサガメの飼育環境。水槽内からポンプで汲み上げた水を自作上部フィルターで物理濾過し、上部フィルターからの排水を自作外部フィルター(10Lポリタンク)に導いて生物濾過。さらに、外部フィルターからの排水を市販底面フィルター内に導くという、最強すぎる(!?)濾過システムを組んでおり、水換えは週1回の半換水で充分。

このシステムは、昨年秋に組んだもので、作り方の詳しい説明は、その当時に書いた「カメの飼育に! 自作複合フィルターシステム」をまずは参照して欲しい。ここでは、最近行なった改良について解説します。

pH下がり過ぎ!!

濁りも全く出ないし、苔も全く出ないので安心していた。クサガメの甲羅や皮膚がポロポロと剥けてくるけど、これは多分普通に脱皮だろうと考えていた。カメの場合、脱皮は徐々に少しづつ行なわれるので。

だけど、今年秋になると、カメが明らかに痒がってる様子で、剥ける量も増えてきた。これはおかしいぞ、と思って pH 測ってみると、なんと pH 4.5 ・・・。弱酸性に傾くぐらいなら問題ないが、これは明らかに行き過ぎ。水が見た目上汚れないので、水質チェックを怠った故の過ち。

エーハイムのパンフでのクサガメ用のセット例を見てみると、pH 調整用にサンゴ礫を使っているので、私の環境にも導入してみることに。

近所のアクアショップで相談してみたところ、サンゴ砂は pH が一気に上がるので要注意、という話だったので、ほんの一握りをお茶パックに入れ、上部フィルター内に導入してみた。すると2~3日ほどかけて pH が順調に上がり、最終的には pH 7.5 ほどで安定している。

ポンプをパワーアップ

当初は、マキシジェット MJ-250 (流量 250L/h) で回していたのだけれども、ポンプ内の定期洗浄をさぼると、詰まって完全停止してしまうことがあった。詰まって停止しても、洗浄すればちゃんと動いてくれるのは、なかなか耐久性に優れたポンプだと感心したものだけど、もう少し強力なポンプにすれば、詰まって止まることも無くなるのではないか?

ということで、エーハイム コンパクトポンプ 2000 を買ってみた。が、最低流量の 1000L/h にしてもあまりにも強力過ぎ、オーバーフロー管を使っても上部フィルターからの排水が全く間に合わない。ということで、このポンプはお蔵入りに。まだ私の手元にあって、使い道も見つからないので、もし欲しい方がいらっしゃったら安くお譲りします・・・orz

次いで、マキシジェット MJ-500 (流量 500L/h) を買ってみた。これだと、上部フィルターから外部フィルターへの流量はオーバーするものの、オーバーフロー管を併用すれば充分に対応できる流量。

オーバーフロー管から水面に水を落とすのはうるさいので、オーバーフロー管にホースを繋ぎ、水が澱みやすい水槽の角、陸場の下の方に排水することに。

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上部フィルターの左から延びる青いホースがそう。しかし、ホースに空気が詰まってうまく流れてくれない。上部フィルターから水が溢れてしまう・・・。そこで、

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上部フィルターのオーバーフロー管にもエア抜き孔を新設。上部フィルターから外部フィルターへ繋がる排水管には当初から付けてあったけど、やっぱこれがないと綺麗に流れてくれないようです。

水深を上げる

亀の成長に伴い、泳ぐ亀の姿が見たい私としては、これまでの水深ではいまいち不満が出てきた。水質の維持のためにも、水量は多めの方が良い。そこで、

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まずはライトスタンドを自作して紫外線ライトおよびホットスポットライトを水槽上面より上に移設し、金属メッシュで脱走防止蓋を作った上で、水深をワンランク深くしました。金属メッシュの上には、ライト下部を除き、ポリプロピレンの板で蓋をしてあります。これによって水槽内の保温効果も高まり、水槽内は水の上であっても温かいです。

陸場は、以前は石組みを使っていましたが、亀の成長に伴い蹴散らされて崩されるようになってしまったし、陸場の大きさも足りなくなったので、現在は定番のレンガが陸場です。

首を伸ばせば水面に顔を出せるぐらいの水深じゃないと快適に眠れないので、水底には浅場も設けてあります。水は徐々に蒸発して減るので、そのときの水深に応じて最適な水深で眠れるように、水底の高さは約3段階ほどになっています。

ついでに、エアレーションも追加してみました。これは、濾過バクテリアへの酸素供給のためです。上部フィルターは一般的には酸素供給量が多いとされていますが、私の現状の自作上部フィルターの場合、ポンプからの排水部が水面下になっているので、一般的な上部フィルターより恐らく酸素供給能力がかなり下です。それでも、エアレーションは無くても問題ないのかも知れませんが、無いよりはあったほうがいいかな、と。

残る難点は・・・ストレーナーがうるさい位置にあるんですよね。水槽の角にうまく固定出来れば良いんですが、亀が水槽の角に行った餌を食べようとして蹴散らされるんですよね。ですので、これはどうしようもないと諦めてます。陸場の下あたりから給水できれば理想的ですが、それだとそれに適した陸場の自作が必要になり、簡単にはできそうにないです。いずれ挑戦してみたいことではありますけれども。

このシステムに底面フィルターを組み込んでいる理由は、低床内に汚れが溜まるのを防ぐ目的もありますが、底面フィルターにホースを繋ぐことにより、ホースががっちり固定されて亀に蹴散らされることが無くなる、という点も大きいんですね。

システムを組んでから1年が経ち、見えてきた欠点もひと通り解消しましたので、当面は現状のシステムで飼育していくことになるでしょう。しかし、クサガメは意外と大きく成長するもの。いずれ、この60cm水槽では手狭になってくるのかな、と思ってます。120cmのアクリル水槽とかで飼えれば理想的ですが、置き場所が問題(^^;

Category: アクアリウム&ビオトープ

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