2011.02.18

釣り : ホタルイカパターンのルアー黒鯛の釣り方

0312_chinu2.JPG

画像は、ラパラCD-7を使って新湊で仕留めた51.5cmの黒鯛。このクラスの黒鯛が比較的簡単に釣れてしまうのがホタルイカパターンのルアー黒鯛釣りです。難しいテクニックは必要ありません。状況にさえ恵まれれば、たとえ初心者であっても大物が充分に期待できます。

ホタルイカパターンのルアチヌについて、私なりに一通り紹介してみます。

ポイントと状況

まずはポイント。富山湾内では、魚津周辺から新湊周辺にかけての沿岸の外向きであればどこでも可能性あり。その中間ぐらいが一番良いかもですが、私は新湊周辺オンリーです。足場の良いサーフでも狙えますが、夜間の釣りになりますし、富山湾の外向きはテトラ帯になっている場所が多いですので、安全対策は万全に。足場の悪い場所で釣る場合は、明るいうちに下見を。

狙い目は、ホタルイカが接岸し、かつ追い詰められやすい場所です。よって堤防先端のような場所は望み薄。岸際が基本ということになりますね。

状況は、ホタルイカがちらほら接岸している状況がベスト、大量接岸は逆効果 (なので、ホタルイカ掬いのポイントとなっているような場所は良くない。そもそもそのような場所は人が多すぎて釣りになりませんけどね)。海中にはホタルイカの他にもウミホタル (?) など、光を放つ生物が居ます。ウミホタル (?) の光はその名前から連想されるように淡いのですが、ホタルイカが敵に襲われた際に発する威嚇光はとても明るい (LEDに近い明るさかな) ので見間違うことはないでしょう。

ホタルイカが接岸しやすい条件としては、3月初旬~5月初旬 (例年の場合) にかけての、新月前後で月明かりがなく、温かい南風の穏やかな夜、です。日中好天であれば期待度はさらに高まります。接岸は通常、深夜に始まり、未明まで続きます。なお、ホタルイカの接岸が確認できない状況や、やや波がある状況であっても釣れる可能性は充分にありますので、安全上問題がある状況でない限りは、諦めずに狙ってみることです。

時間帯は、ホタルイカの接岸がある深夜から朝マズメにかけてです。特に、ホタルイカが湧き始めたタイミングで狙うことが出来ればベスト。接岸開始から時間が経ってしまうと魚が満腹になって反応が薄くなるようです。どのタイミングで湧き始めるのかは読みにくいですが、目安としては満潮の少し前でしょうか。

加えて、すっかり明るくなった朝6時半ぐらいが意外にも狙い目。深夜や未明の釣行が難しくても、早起きして小一時間狙うことができれば可能性ありです。

タックルとルアー

使用するタックルは、7g 程度までのルアーが投げられれば、ぶっちゃけ何でも良いです。無難なのはシーバスロッドやエギングロッドですが、メバルロッドでも割と何とかなります。黒鯛は根に突っ込むような魚ではないので、ライトタックルでも無理せず慎重にやれば上がってきますよ。ラインはロッドに合わせたものを、リーダーはフロロのやや太めが良いでしょう。このパターンで釣れる黒鯛は小さいものでも40cm前後であり、45cm級や50cm級もめずらしくはありませんので、サーフ以外では取り込み用のタモはお忘れなく。

ルアーは、6~9cm のシンキングミノー、シンキングペンシル、フローティングミノー等。ホタルイカ型である必要は無いですし、色も割と何でも良いみたい。光るルアーである必要も無いですし、夜光玉とかも私は使ってないです。個人的に実績が高いのはラパラ CD-7 (シンキングミノー) であり、特にオレンジを愛用しています。これさえあればとりあえずは充分かも。その他には、ラパラ CD-9 (シンキングミノー)、ワンダー80 (シンキングペンシル) 等も使っています。

アクション

アクションは、デッドスローでのタダ巻きが基本。2秒に1巻きぐらい。状況が良ければ、着水後、巻き始めた直後に喰ってくることも。普通に巻いてる途中に喰ってくることもありますし、時々巻くのをやめて0.5~1秒程度止めてやる (ストップ&ゴー) してやると、止めた瞬間に喰ってくることも。重めのシンペン等の場合は、デッドスローに巻くと意外と沈むこともあるので、根掛かりに注意して下さい。

狙うレンジは、根掛かりのリスクを負ってまで底を狙う必要はありません。少し沈めて中層をゆっくり巻いて来ればOK。例え水深が深い場所で会っても、表層で喰ってくることも珍しくありません。なので狙うレンジを変えつつ中層から表層まで探ってみて下さい。

なお、ルアチヌならではのユニークなアクションパターンとしては、ほっとけ釣法 (?) なんてものもあるらしい。フローティングのルアーを投げて、ただ水面に浮かべておくだけ。ずっと放置でも良いですし、たまに少し動かしてやっても良いようです。私個人としてはこのパターンはほとんどやったことないですし釣果もありませんが、面白半分で挑戦してみるのも良いでしょう。

NHKの釣り番組での富山湾のルアチヌの回で、釣り人が電話している最中に黒鯛掛かるシーンがあったのですが、場所はサーフで、ロッドやリールは操作してないとはいえ、波にもまれてルアーが動いてる状況でした。ほっとけといっても、ほっといた結果ルアーがただ静止してるというのはダメなのかもですね。

アタリ

アタリのパターンは、私の経験では4通りあります。

まずは、フッと一瞬触ってくるだけのパターン。これは乗せるのは無理です。魚を驚かせないように、慌てて合わせないように。

次に、引いてる途中で根掛かったようにルアーが止まるパターン。この場合は即合わせでOK。一番多いパターンかも。このパターンの場合、合わせた直後にはファイトには転じず、1~2秒後に動き出すことが少なくないようで、合わせた直後は根掛かりなのか魚なのかよくわからなかったりもします。

そして、引ったくっていくパターン。これも即合わせでOK。というか、引ったくって行った瞬間にはもう乗っているので、合わせはフッキングを確実にするための追い合わせという意味合いになるかと思います。

難しいのが最後の、ガツガツガツガツっと当たってくるパターン。これは、うまくルアーを一発で咥えることができずに、追い食いしてくる状況ですね。当たってきた瞬間にはまだルアーをしっかり咥えていないわけですので、即合わせしてもフッキングできません。冷静になって、黒鯛がルアーを咥えるまではそのままゆっくり巻き続け、喰ったら合わせて下さい。喰った際の反応は前記の 2 パターンに分かれますが、止まるパターンは判断が難しいので集中して見極めましょう。

最後に

比較的簡単に大チヌが狙えるのがホタルイカパターンのルアチヌですが、状況次第な部分が大きいですので、毎回必ず釣果が期待できるわけではありません。条件の良さそうな日を見極めて出撃して、3回に1回釣れればいいかな、ぐらいですかね。これでも、ルアー釣りとしては、大物のヒットの可能性が非常に大きいパターンだと言えると思います。

この釣りで一番難しいのは、好条件の日を狙って出撃することだと思います。なかなか休みの日と好条件の日は重ならないでしょうし、仕事がある日に深夜や未明の釣りは難しいでしょうから。ただ、前述の通り、やや明るくなってからの早朝の小一時間の釣りでも充分に可能性があります。これなら出勤前にちょっと狙ってみる、ってことが出来る人も居るかも?

Category: 釣り

Trackbacks

Trackback URL: