2011.12.23
天文 : ラヴジョイ彗星がすっごい!!
国際宇宙ステーション (ISS) から撮影されたラヴジョイ彗星 (C/2011 W3) いやー、すっごいですなぁ!!
数百年前、巨大な彗星が分裂した。その後も分裂を繰り返した彗星は、今では数百個の小さな彗星 (クロイツ群と呼ばれる) となって太陽をめぐっている。
このクロイツ群の彗星はいずれも太陽の極めて近くまで接近する軌道を持っている。その多くはきわめて小型の彗星であるため、太陽に接近した際に蒸発してしまう。しかし、稀に大き目のものも混じっており、それは蒸発せずに生き残り、大彗星となる。世紀の大彗星として有名な池谷・関彗星が、その代表例。
今回のラヴジョイ彗星も、クロイツ群の彗星のひとつ。クロイツ群としては例外的に大きなサイズだったが、太陽の極めて近くまで接近するため、蒸発してしまうだろうと予想されていた。しかしその予想は外れて生き残り、大彗星となったというわけ。しかし残念なことに、北半球からは見えない。南半球では素晴らしい姿を見せてくれている模様。
えーと。何コレ!? 現実離れしてます。
ラヴジョイは、英語ではずばり Lovejoy 。ちょっと面白いですが人名なのだそうです。発見者のラヴジョイさんは、EOS Kiss Digital N を使った観測でこの彗星を発見したのだそうです。天体専用ではない汎用のデジカメを使った彗星発見は、今回が世界初とか。
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