2012.02.12

エンターテインメント : アニメ「あの花」の聖地巡礼・微速度動画が素晴らしい! (星空含む)

「あの花」とは、TVアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のこと。内容としては、幼少の頃の仲良し6人組は、そのうち1人が遠くに旅立ったことをきっかけにバラバラになり、高校生になった今は、すっかり疎遠になっていた。しかし、遠くに行っていたその1人がある日突然戻ってきたことをきっかけに、失われていた絆を再び築いていく、という友情と恋の物語。こう書くとめっちゃベタでクサいですが、本当に純粋で、本当にベタなお話。全11話と短めなので見易いと思います。今回のブログ記事はネタバレ無しで書いてあります。

「とらドラ!」のメインスタッフ3人が手掛けたオリジナルアニメということでレンタルで借りて見てみましたが、良かったです。公式サイトに掲載されているプロモーションビデオ第1弾が素晴らしい出来なので、まずはそれを見てみることをお勧めします。

そしてこの作品は、埼玉県の秩父が舞台となっており、実在の風景が多数登場します。その秩父の複数の聖地で微速度撮影を行ない、全1万コマ超の撮影で作られたのがこの動画。いやー素晴らしい。そして懐かしい。秩父は、何度も星見に行ったことがある思い出深い場所。

私、大学は東京で、当時天文部に属してました。秩父は東京から割と近い割に、周囲が山に囲まれているので東京からの街明かりが遮断されて、星が比較的よく見える場所なんです。なので、アクセスが良くて視界が開けていてしかも広い「埼玉県民の森駐車場」は、首都圏の天文ファンの聖地と言えます。

部としても何度も行きましたし、個人的に一人で行ったことも何度かありました。一人で行った際は車も無いですし、西武秩父線の芦ケ久保駅で降りて、とことこと徒歩で2時間かけて駐車場まで登ってましたね。登る途中には必ず走り屋のグループが居て、でも珍走団とかではなく、あくまでスポーツとしてやってる方々で、俺が通る際には素早く仲間内で合図しあって、俺に迷惑かけないように配慮してくれてました。

そして一晩中星を見て、朝日を見てから下山。

私が知っている秩父は、それだけです。でもね、紹介した動画の冒頭に登場する武甲山は秩父を代表する景観ですからよく覚えていますし、劇中に登場する鉄道周辺の風景はまさにあんな雰囲気で、白い主塔の吊り橋なんかも遠目に見ていた記憶があります。

なんといっても嬉しかったのは、劇中の星空の描写。「あの花」には星空のシーンが多数登場するんです。で、秩父の星空というのは、東京近郊としては良い方なんですが、やっぱり東京に近いので、決してすごくクリアというわけではなく、ちょっと薄明るい。でも、天の川はちゃんと見える。そんな空なんです。劇中の星空の雰囲気は、まさにそんな感じで、本当に懐かしくなりました。星の配置が実在のものではなくランダムだったのは残念でしたが、雰囲気の再現性は完璧だと思いました。

もう一つ聖地巡礼ネタを。

たまたま入ってたブルーレイのパッケージをかざして見るる。... on Twitpic
by @Ray_tamaki on TwitPic

いやー、完全に一致。実はこの写真、以前Twitterで話題になった際に見たことがあったのですが、当時はこの作品の名前や内容は全く知らず、見てみようとは全く思わなかったし、作品名を覚えることもなかった。しかしたまたま「とらドラ!」を見たことからこの作品を知って、作品を見てふとこの写真のことを思い出しました。なんか不思議な感じ。

幽霊とは ~「あの花」のレビューに替えて~

幽霊というのは必ずしもスピリチュアルな存在ではなくて、それをどう定義するかによっては、きっと身近な存在なんだと思います。

俺的な幽霊の定義としては、もう二度と会うことの無いであろう相手についての思い出。二度と会うことが無いのであれば、相手の生死というのはもはや問題ではなくて、俺の思い出の中では、幽霊みたいなもんだと思うんです。だとしたらきっと、誰の心の中にも居るよなぁ、幽霊って。故に、「あの花」のようなお話にはきっと、多くの人から共感を受ける普遍性がある。

そしてぶっちゃけ俺の中には、片想いのまま思いを伝えることができなかった幽霊さんが、5人ぐらいは居るわけです。そのうち一人は、ほんの一時期だけ天文部に入ってた子で、それほど話す機会も無かったけれども、それでも秩父と関連付けられた思い出。

だから「あの花」を見て、その子のことを思い出してしまった俺でした。そうだなあ、10年ちょっと前の話だよ。

今はどうしているのか、確認してみようという気は全く起きない。Facebook あたりで名前検索掛ければ見つかるかもしれないけど、それはしない。ただ、幸せを願うのみ。

Category: エンターテインメント

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