2012.02.07

エンターテインメント : 「とらドラ!」 クリスマスに水星は逆行する...?

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「とらドラ!」アニメ版のクリスマス編は第17~19話までの3話構成で、その最初の1話となる第17話のサブタイトルは「クリスマスに水星は逆行する」。ちょっと謎めいてますね。これがどういう意味なのか考察してみました。ネタバレ含みますので要注意。

アニメ版のこの話では、水星という言葉はサブタイトルのみの登場で、劇中には出てきません。ですが原作ライトノベルの第7巻によると、Kヶ久保Yり(30・D身)が失恋したのは、水星が逆行してたためで、水星が逆行してると良くないことが起こる。その逆行が翌年頭まで続く、という話です。占星術か何かの用語なんでしょうね。そしてそれが、クリスマス編におけるその後の大波乱の伏線を意味している、と。

私はいち天文ファンですので、ここに天文ファン的な視点を加えてみようと思います。

まず、水星が逆行するという現象は、ごく普通に、実際に起こる現象です。説明は、こちら を参照してみて下さい。

そして、水星と言うのは「見えない」星です。何故ならば、太陽に近すぎるゆえに、日没前後のわずかな時間しか観測チャンスが無く、しかも小さい。冥王星の分類が準惑星となったため、今では水星が太陽系最小の惑星です。ですので、大気の透明度も含めた諸条件が整った場合のみ、何とか肉眼で見ることができます。私自身、水星は肉眼では見た記憶がありません。ただそれは道具を使わない場合で、双眼鏡を使えば比較的簡単に見えますし、私も実際に見たことがあります。そんな水星がどう動いているのかは、見えにくいためになかなか気付けないわけです。

この点を踏まえて「クリスマスに水星は逆行する」の意味を考えてみると、こんな解釈はいかがでしょうか。

クリスマスイブの夜に、大河 (=水星) が竜児を追って飛び出した (=逆行した)。その大河の姿には他の誰も気付かなかったが、実乃梨(=太陽)だけはその姿を見ていた、という。

Category: エンターテインメント

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