2012.04.28

天文 : 高岡向陵高校の天文台開放日にお邪魔しました

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地元高岡の私立高校、高岡向陵高校 の天文台開放日にお邪魔しました。雲ひとつ無い絶好の快晴でした。この高校にはごく最近、望遠鏡ドームが新設されており、定期的に一般開放もしてくれています。開放日程は高校の公式サイトで案内がありますよ。この高校は、天文台を備える富山県内唯一の学校です。小学校にも高校にも大学にも、天文台を備える学校は他にはありません。なお、このブログは許可を得て書いてます。

なぜこの高校に天文台が作られたかというと、富山県天文学会 (※名前は学会だけど、学術団体ではなく天文同好会) の会長である濱谷輝夫さんがこの高校のOBだからであり、望遠鏡や赤道儀、さらにはドーム屋根に至るまで、この濱谷さんの寄付品なのだそうです。

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今回の天文台開放日も、県天文学会の協力の下での実施で、濱谷さんをはじめ、学会員の方が何人か来ていらっしゃいました。学会員には富山大学の天文同好会のメンバーも含まれているので、大学生の姿もありましたね。なお、広陵高校にはもちろん天文部が作られていますが、どうやら部員はさほど居ないらしく、今回の開放日に来ていた向陵生の多くは部員ではない一般の生徒だったようです。

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ドーム内の望遠鏡は、タカハシのアポクロマート屈折望遠鏡で口径は約13cm。赤道儀はNJPの改造品で、自動導入装置付き。とても贅沢な装備です。

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月を観測中。良い感じの半月です。

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コンデジでドームの望遠鏡を覗かせて月を撮影。実際はこれよりずっとクリアに見えますし、アイピースも上等なものですので視界も広かったですよ。ただし、ドーム内に人が多かったこともあり、また大気のシンチレーションが良くなかったこともあり、かなり像が揺れてはいました。

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こちらはビクセンの対空双眼鏡BT-81S-A。高校の備品ではなく、濱谷さんの私物(のはず)。なんですが...何かおかしくないですかコレ?

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そうです、このファインダー。何故黒い!? デザインもなんか物々しいですな~

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そのファインダーを覗くとこんな感じ。十字線のパターンが特徴的ですね。中心部の下側に補助目盛りが加えてあります。そうです、このファインダー、本来は望遠鏡用のファインダーなどではありません。ライフル用の照準スコープですね! 補助目盛りは、遠距離射撃において弾丸の落下量を考慮した射撃を行なうためのものでしょう。倍率4倍、口径32mm。

固定方法としては、望遠鏡のファインダー用アリミゾに合うアルミ製アリガタプレートに、照準器取り付け用のレールをネジ付けし、そのレールに照準器を取り付けるという形でした。このアリガタプレートは自作品...なのかな?

この夕方には、国際宇宙ステーション (ISS) の条件の良いパスがありました。ほとんど真上を通過していくパス。

で、ISSが見え始めた際に、この対空双眼鏡を向けてみたわけですよ。そしたら、ISSの形状が割とはっきり見えちゃうではないか! これはみんなにも見てもらわねば! しかし移動するISSを視野に入れて追跡するのは初心者には難しい。そこで。

俺がスコープを覗きながら追跡し、その最中に対空双眼鏡を覗いてもらうという方式を試してみました。スコープの接眼部と双眼鏡の接眼部が割と離れてたのでなんとかなりましたね。10人弱ぐらいに見てもらって、喜んでもらえましたよ。

このスコープには助けられましたね。倍率低めで視野が広く、そして正立像なので直感的に追跡し易かった。望遠鏡用のファインダーは倒立像のものが一般的なので、上下反転してるんです。

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こちらは、やはり濱谷さんの私物のアポクロマート式屈折望遠鏡、タカハシFSQ-85です...が。

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ゴ、ゴルゴ...!? どう見ても狙撃用スコープでございます(汗 倍率は3.5倍~10倍のズーム式、口径40mm。

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パターンはこんな感じでした。線が白く写ってるのはフラッシュ焚いたためであり、本来は黒く見えます。

後で調べてみたら、どうやらBT-81、FSQ-85ともに、あの照準器は各15万円ぐらいする代物であった模様。ほええ~(汗

ちなみに私は iPad を持ち込んで、掲げた方向の星空を表示するアプリを見せてあげてましたが、こちらも喜んで頂けました。地面の下の星の位置までわかるという点に大はしゃぎの人が居た。

こんな感じで、充実の観望会でしたね。天文台開放日なら誰でも参加できますので、近郊の方はぜひ訪れてみて下さい。

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