2012.04.26

微速度撮影テクニック : VirtualDub: MSU Color Enhancement フィルター (擬似HDR)

VirtualDub 用の MSU Color Enhancement フィルターは、暗部と明部の階調をそれぞれ調節することにより、非HDRのソースからHDRっぽい表現を可能とします。この例では、コントラストを高めるために単にトーン­カーブを調節しただけでは暗部の階調が失われてしまいましたが、このフィルターを併用することにより、暗部の階調を大きく損なうことなくコントラストを高めることができま­した。

HDRとはハイダイナミックレンジの略であり、暗部から明部まで幅広い輝度域について階調を再現した映像表現ということです。本格的にやるには、露出の異なる複数の画像を合成することで幅広い階調を得ます。最近では、カメラ本体にこの機能を搭載しているものがあるようです。

msu-ce.jpg

元画像は、奥の方はだいたい適正露出ですが、水面は反射が明るくて、肝心の桜の花びらが存在感薄かったです。どう処理しようかと悩みましたが、このフィルターを見つけたおかげでまずまず良い仕上がりになったと思います。

ちなみにこういうケースでは、撮影時にPLフィルター (偏光フィルター) を使用して反射の影響を軽減するのがセオリー。しかしこの日はPLフィルターを持ってきてなかったんですよ。翌日はこの反省を活かして、PLフィルター使って撮影しました。さすがの効果でした。「桜筏」本編動画はこちら

配布ページ

非商用利用はフリーですが、商用利用は有償らしいので注意。

使い方

  • Source image has... (HDR image) チェックボックス: ONにした方が使い勝手良いみたい?
  • Brighten dark region: 暗部を明るめに調節し、そのディティールを抽出します。
  • Reduce bright region: 明部を暗めに調節し、そのディティールを抽出します。
  • Correct colors: 色彩強調。Auto Levels チェックボックスをONにしないと実用にならない模様。結果もあまり好きではないし、この機能は使い勝手悪いかも。

なお、VirtualDub の使い方に関しては、微速度撮影入門をご参照ください。

Category: 微速度撮影テクニック

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