2012.07.27

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MMD用プラネタリウムを作りました ~星めぐりの歌~ [初音ミク]

2012/7/27(金): ニコニコで1万再生達成! 感謝です!

MikuMikuDance (MMD) というフリーの定番3DCGアニメーション作成ソフト用にプラネタリウム・エフェクト「Starry Winds ~星風夜~ for MMD」(略称: 星風夜MMD) を作りました。デモ動画と合わせて公開します。動画を YouTube で視聴

使用楽曲は宮沢賢治「星めぐりの歌」、Kagayaさんのプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」劇中のアレンジ (編曲: 加賀谷玲さん) のミクさんによるカバー (閑古猫さんによる) です。

Starry Winds ~星風夜~ for MMD 配布ページはこちら

MikuMikuDance に初挑戦

このデモ動画が私にとって初のMMD使用作品でした。そもそも3DCGソフトで動画を作ること自体初めてだったわけですが。何かの参考になればと思い、調べたことや使ったツール等について紹介します。

RhythmicaLyrics でVSQファイルを生成

最初の難関はリップシンク、すなわち歌に合わせて口の動きをシンクロさせることでした。MMDには、VSQファイルに合わせて自動リップシンクさせる機能があります。このVSQファイルとは、Vocaloid の歌唱データファイルのことであり、音源の作者ならこれでいけますが、借り物の音源を使う場合は基本的にはこの方法が使えません。

MMD内で手作業で口の動きを作っていくことも可能ですが、膨大な手間になります。そこで、何かツールが無いか、と探していたところ、見つけたのが「RhythmicaLyrics」というソフトでした。これは、音源を再生しながら歌詞テキストに合わせてタイミング良くスペースバーを叩いていくことでVSQファイルが生成できるというソフトです。

Face And Lips でリップシンク調整&表情作成

ですが、RhythmicaLyrics で生成したVSQファイルをMMDで読み込んでみたところ、残念ながらとてもそのままでは使えない結果に。音ゲーがまるでダメな俺なのでタイミングもずれまくりですし、口の動きも不自然です。

そこでまた別のツールが無いか探してたところ、見つけたのがこの「Face And Lips」というツールです。

このソフトでは、口の動きの微調整と、顔の表情の作成が可能です。口の動きについては、このソフト単体でもできますが、「RhythmicaLyrics」で作成したVSQファイルを読ませてそれを微調整していくのが高効率でした。表情作成も簡単かつ細かく調整でき、ついつい楽しくて作り込んでみました。

ミクさんのモーション作り

えーと、初心者の俺にはいきなり踊らせるとか無理ですし、躍らせる必要性の薄い楽曲でもありますので、ミクさんにはとりあえず突っ立っててもらうことに。

体ポーズとして「立ち・うつむき」と「立ち・見上げ」の2種類だけを作り、腕ポーズとして「両手下げ」と、「胸の前で手合わせ」の2種類を用意して、これらをポーズデータとして保存し、状況に合わせて使ってみました。

動きが少ない分、少しでも自然な動きにしよう、と、モーションのスピード制御は少し凝ってみました。

  • 必ず加速度的な運動をさせる。リニアには動かさない。
  • 動き始めの加速度はやや強めに、動き終わりの加速度は弱く。

これだけのことでもずいぶん印象が違うと思います。

風になびく髪

これはぜひやってみたかったのですが、どうもやり方がよく分からず。

調べていくと、どうやらMMDの物理演算機能で重力設定をいじればとりあえずOKらしいということがわかったので、重力を垂直ではなくやや斜めに設定し、かつ、重力にノイズを加えてみるとなかなかそれっぽい結果になりました。

他にも、剛体をぶつけたりといった方法もあるようですが、今回は重力制御だけでほぼ望む結果が得られたので試してないです。

動画の処理

星空とミクさんを共演させるために、煽り構図や広角構図を使うとミクさんを可愛く撮影するのが難しかったです。

そこで、まずは背景用だけに星空だけをAVI出力し、それを背景AVIとしてMMDで読み込ませてミクさんと合成し、最終的な結果とする、という手法を多く用いています。

星の軌跡の比較明合成は VirtualDub にて。VirtualDub は動画に様々なフィルタ処理を加えることが出来る強力なフリーウェアです。詳しくは、微速度撮影入門 ~撮影から動画の処理まで~ もご参照下さい。

エンコード

最終的には TMPGEnc 4.0 XPress にてニコニコ動画用にエンコードしたのですが、最初は 720P@2200kbps ぐらいでエンコードしたところ、何故か変な模様が出てしまってそれはそれは見るに耐えない結果に...orz 解像度は落としたくなかったので、720P@3000kbps で再エンコしたところ悪くない画質が得られ、これで投稿。重い動画になってしまった。

無数の星が散らばる満点の星空はエンコーダー泣かせなのかも。

お借りした素材

楽曲として「星めぐりの歌」(閑子猫さん)、モデルとしてLat式ミクさんをそれぞれ利用させて頂きました。

Category: MMD動画

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コメント(1)

完成おめでとうございます。
ツイッターの中で存在を知り、完成を心待ちにしていました。
私がメインで利用しているMikuMikuCaptureでは現在星が表示されないのですが
MikuMikuCaptureの作者さんにお願いをして対応していただけることになりました。
これで満天の星空の瞬きの中でモーションキャプチャーができます。
ありがとうございます。胎内星祭り頑張ってください。