2012.09.13

釣り : 前打ち釣り 苦戦の果て...

8月後半から前打ち釣りやってる。チョイ投げキスは大好きだが食傷気味だし、キジハタ釣れてないし、シーバスはよくわからん。でも前打ち黒鯛ならこの時期、比較的手軽に大き目の魚とのファイトが楽しめるだろう。ってことで。俺は専門的には前打ちやらないけども、たまに気が向いた時にはちょっとだけ集中的に楽しんでる。

これはテトラ帯にカニをゆっくり落とし込むという釣り方で、黒鯛が比較的容易に釣れる釣り方です。外道でキジハタやカサゴも釣れる。しかもこの釣り方で釣れる黒鯛は型が良く、アベレージは35cm前後といったところ。

前打ち/落とし込み釣りとは

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仕掛けは簡単。竿は5.4m程度の磯竿。U字トップガイドの前打ち専用竿がベターだが、俺はそんなの持ってないので普通の磯竿。そして視認性の良い蛍光色のナイロンラインにハリスを1.5mほど結んで、その先端にカニ専用チヌ針を付け、そのチヌ針にガン玉を1個打ったら完成。実にシンプル。あとは、カニを付け、テトラ帯を歩きまわってあちこちに落とし込めばOK。

類似の釣り方として、落とし込み釣りという釣り方がある。前打ち同様、黒鯛が比較的簡単に釣れる。仕掛けは基本的に同じだが、テトラ帯で底を狙うのではなく、堤防のヘチギリギリを狙う。堤防の上層部にはイ貝の層があり、そのイ貝を食べに来ている黒鯛を狙うことになる。この釣り方では黒鯛がヒットするタナは浅い傾向があり、水深が深い堤防であっても、水面から2~3m程度で食ってくることが多い。狙うのはヘチギリギリで、タナも浅いため、長めの竿が必要な前打ち釣りとは異なり、短めの竿が好まれる傾向がある。

この前打ち/落とし込み釣りでは、ラインの微妙な変化を読み取って着底やアタリを判断する必要がある。アタリは、この釣り方においては、ラインが引き込まれるという形で出るとは限らない。黒鯛がゆっくり落ちて来たカニを静かに咥えるだけ、というパターンの場合、アタリは、ゆっくりとしたラインの沈み込みが途中で止まるという形で現れる。この見極めは本当に微妙だ。それを見極めて素早くアワせない限り、黒鯛は異常を感じてすぐにカニを放してしまう。

ところがスピニングリールの場合は竿に対し直角に糸を巻くので、糸ヨレが出てしまってラインの微妙な変化を読み取るのは難しい。よって、竿と並行にラインを巻く太鼓リールが必須だ。糸ヨレは驚くほど少なくなる。

この太鼓リール、ギアが入ってないのでハンドル1回転がスプールの1回転。ドラグも無く、ファイト中はスプールを指で押さえてブレーキを掛けたり糸を出したりする必要がある。要するに、ただの糸巻き。だけれどもデザインに凝ってあるためか意外と高価で、安いものでも5000円ほど。でも私の使ってるフジのFRP-20という品は、新品でも1500円ぐらいだった。これはプラスチック部分が多くデザインも安っぽい代物。とっくの昔に生産終了になっている品だけど、釣具屋の店頭在庫を偶然見つけて購入できた。

ラインを見る必要がある都合上、釣行は日中が基本になる。マズメ時が最有望だが白昼にも普通に勝算が望める。

今夏の大苦戦

今夏としては前打ち初挑戦だった8/18日は、チビハタ×1、良型カサゴ×1で終了。カサゴは前打ちではなく落とし込みで掛けた。黒鯛らしきアタリは無かった。

続いて8/19日の午後。雨後で適度に濁り・波気がある好条件に恵まれ、挑戦2回目にして見事に黒鯛を掛けた! なかなかの引きを楽しみつつも順調に浮かせ、水面に顔を出させた...時だった。スパンッ...!? 糸が手元で切れた...! その理由は、糸がリールのハンドルに絡んだから。太鼓リールは作りがシンプルなため、気をつけないとこういうトラブルはありがち。完全なる俺のミス...。サイズは30cmぐらいだったかなぁ? まあ良い。この日はこの他には黒鯛らしきアタリは無かったが、この釣り方は黒鯛の期待度が高い。また掛ければ良いのさ。

さらに連続して8/20日の午後。やはり適度な濁り・波気がある好条件で、2日連続で黒鯛を掛けることに成功...したが。掛けた後、強い突っ込みを食らって力負けし、根ズレであっさりとラインブレイク...orz サイズは35cm超えてたかも。前打ち釣りでは必然的に根際で黒鯛を掛けるので、掛けるまでは簡単でも掛けた後がなかなか難しいなぁ。どうすればよかったのだろう。突っ込みに無理に抵抗せずに糸出して走らせるべきだったのか。う~む、でも太鼓リールに慣れてないので、咄嗟の糸出しが難しいなぁ。つまりは今回も俺のリール操作ミスが原因か。ハリス1.7号というのも細すぎかな。次回は太めで行こう。

その後3回の前打ち釣行では黒鯛のヒットは無く、そして9/7日。良い風良い波気に恵まれて黒鯛掛けた! が、たった3秒でラインブレイク...。針の至近あたりで綺麗にスッパリ切れていた。根ズレっぽい切れ方じゃないな。ラインに傷でもあったのだろうか。うーむ...。

3回連続のバラシである...。かつて前打ち釣りでこんなにバラシを連発したことは無いのに。どうしてこうなった...。こうなると1匹仕留めるまでは止められない。そして磯竿での黒鯛の引きはやはり最高ですな。アタリを見切って掛けた瞬間、心臓はバックバクですわ。キャッチできなかったけどさ...それも3回連続で...orz

その後2回の釣行では黒鯛らしきアタリは無し。キジハタなら各釣行で2~3匹づつ釣れるんだけども、いずれも20cmに満たないサイズで、とてもキープする気にはなれずにリリース。前打ちで大き目のキジハタ釣れたことって全く無い。

前打ち釣りでは、アタリの出方で黒鯛かどうかはかなりはっきりとわかる。黒鯛なら、ラインを静かにややゆっくり引きこむか、ラインの沈み込みが止まるかだ。俺は止まるパターンは全然見切れないけども、ゆっくり引き込まれるパターンにさえ対応できればある程度の釣果を望める。黒鯛はほぼ確実に一発で餌をうまく咥えるため、合わせは即合わせで良い。綺麗に唇に掛かる。

これに対し、キジハタやカサゴの場合は、やや速い速度でラインを引き込むか、あるいはガツガツガツと小さく繰り返し当たってくる。やや速くラインが引き込まれるパターンなら即合わせ。ガツガツガツと来たなら、相手がしっかり餌を咥えるまで待って、ぐーっと重みが乗りかけたら合わせる感じ。ガッと1発軽く来て、カニを一部だけ食って行くのはフグ。

ただしキジハタやカサゴならどうせ小さい。ガツガツガツと来たなら、乗る前にわざとさっさと引き上げて餌節約することも多い。

大苦戦の果てに...

そして9/13日。良い濁り、良い波気の割に風が弱めという釣り易い好条件。今日こそは...。

だが例によって、小さいキジハタを2~3匹釣ったものの、黒鯛らしきアタリは来ない。7匹用意してあったカニは、キジハタの他に根掛かりでのロストもあり、残り2匹だけになった。

少し薄暗くなってきた頃。ガッという小さい手応えと共に、ラインがややゆっくり引き込まれたので即合わせ。竿に重みが乗る。だがこれは黒鯛ではない。黒鯛なら、ガッという手応えが来ることはまずない。カニをもっと静かに咥える。

どうせ小さ目のキジハタだろう。期待感は全く無かったが、竿は意外にも大きく曲がってる。しかしあんまり暴れることもなく、ただ重いだけ。リールを巻いてから強めに煽ると、重いながらも素直に水面まで浮いてきた。そのまま引き抜こう...とするもどうも無理っぽい。ありゃコレ、デカくね? タモで掬うと、なんだ重いじゃん。こんなん釣れちゃいましたが...

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キジハタ 35cm/850g

いやー滅多に釣れない大物です。歩きやすい小型テトラなポイントだったんだけども、それでもこんなサイズ居るんですなー。これまでのキジハタの自己記録がワームで仕留めた33cmだったので、これは自己新記録。黒鯛より圧倒的に貴重な釣果ですな。けどさー、サイズの割に引かなかったよ。

こんなところだろうか。あのキジハタさんはあんまり気合入ってなかったけど、たまたま目の前にカニさんが落ちて来たのでとりあえずパクっといった。そしたらなんか知らんがチクっと来て、???って思ってるうちに、臨戦体制を整えるまでもなく水面まで浮かせられて勝負あった。

こういうとき、玄人は思うという。してやったりと。相手の動きを封じて、抵抗させずに浮かせたんだと。だけど俺はそこまで達観できないな。やっぱ引きを楽しみたい。というわけで、見事な大物だった割に感動の薄い1匹となりました。でも食べるのは楽しみ!

...ああ、黒鯛仕留めたい。1匹仕留めないと俺の夏は終わらない。

その翌日

ついに仕留めましたよ!

Category: 釣り

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